静岡・焼津ボイストレーニング 専門用語に振り回されないで!
2020/06/02
ブログ
ボイストレーニングを少しかじった事とか他のボィトレ教室に通った経験がある方の中で、始めてこられた時にやたら専門用語の知識を振りかざしてこられる方が過去にいらっしゃいました。
「●●ボイス□□ボイスとかってありますよね」
「はい。ありますよ。じゃあそれ今出来ますか?」
「いえ出来ません」
「じゃあそのしってる名前や知識にばかり目を向けないで
身体で覚える事に先ず先に神経を集中しましょうね!」
とこんな会話をしたことがあります。
理論や知識を覚えるのは悪い事ではありません。
名称も知っている方が話が早い場合もあります。
でも初心者が理屈ばかりが先行しては何の意味もないと言う事です。
先ずは腹式呼吸をしっかり身に付ける
腹式の発声を身体で感じ、声が響く声を構築する事。
そこから自分の声を響く場所を感じる事が出来るようになる事。
声を伸ばす事や語る事を知る
情感を表す表現を学び心の歌を伝える事
覚える事が沢山あります。
それが出来てから自ずとこれが〇〇ボイスと理解し名前も覚える位が丁度いいでしょう。
私も今はエッジボイスを歌ではさんざん使いますが、ボイストレーニングを始めたころはこんな名前も知りませんでした。
トレーニングを積み、自然に心を込めて歌った歌い方が、この歌い方がエッジボイスか、と後で名称の理解をしたと言う事がありました。
勿論今は指導者としてレッスンする中では声の種類も名称も出し方も全て解ってはいますし説明も出来ますが、ボイストレーニングを始めたばかりの人が理屈ばかり先行したら良くないと言う事は強く思います。
歌唱もボイスも上級者になって理論も極めたい人はそれはそれはそれで良いと思いますけどね。
先ずは皆さん身体でお腹から出す声を体得しましょう!